kuistiを立ち上げて早1年位になりますでしょうか。以前はlanaiというブランドで作品を作っていました。私は制作用ミシンを一台しか持っていないので、というかロックミシンの使い方がわからない・・・ので、必然的に一台なのか。そんな日々頑張ってくれているミシンのお話。
2年位前までは違うミシンを使っていました。仕様としては、
①スタート・ストップはボタン式
②早さ調整は早遅の切り替えのみ
③ボビン(下糸)は台を外していれるタイプなどなど
この頃は
①布の縫い始めが必ず曲がる
(いきなりのスタートでボタンを押した右手が使えず布を持っていかれテンパる)
②大きい作品は時間が掛かる
(怖くて早に出来ない。あまりの衝撃にミシンが飛んでいきそう)
③あーやっと終わったと確認すると、縫えていない
(下糸が終わっていた事に最後まで気がつかない・・・)などなど
なんか良いミシンないかな。。。とネットやオカダヤで探してもしっくりこない。なぜしっくりこないか?「お値段は手頃で機能は独学の人でも理解できる程度で、さらにデザインが可愛い」のを探しているからでしょうね。
そんなある日溝の口のオカダヤで衝撃の出会い!
クリーム色のボディに赤の文字盤でなんともレトロなデザイン!携帯でパチリとして、その日は退散。かなり月日が経ってから再びオカダヤへ。「ない!!!」店員さんに聞くも、結局ミシン名がわからない・・・旦那さんにそれを伝えると、「まぼろしだよ!」イヤイヤ、あんなでっかいまぼろしないわ!。携帯の写真を見せたくても、もうスマホに変えてて、残ってないし・・・。ネット検索しても全く見つからない!!
それから数年が経ち、ふと大阪出張で立ち寄った雑貨屋さん(小物・服飾など)で、衝撃の再開!!!!店内で声出ちゃった。今度こそしっかりスマホで押さえた!あの時は分からなかったお値段もしっかり確認。東京に戻り早速検索して、「あったー」という事で、迷わず注文。届いてみたら、やっぱりかわいい〜。
機能も、いかに今まで旧式を使っていたのかと実感させられる程。やっぱ足のコントローラーはいいね。なんせ両手が使える!早さの調節の足の感覚次第。初めてボビン(下糸)を上から入れてみたけど、こんなに簡単なんだ〜と感動。しかも、残りの糸が見えるから、補充のタイミングが分かる。
ボタンホール(ボタンを通す穴)を作るのも感動!以前はボタンを測って、下書き線して穴を作るも、小さすぎ大きすぎで結果ボタンを変える事もしばしばだったのが、ミシンの押さえに、そのボタンをセットすれば、そのサイズでホールを作ってくれるなんて〜。
一番驚いたのは、ミシン針の直前が透明なこと。今までは針の直前(押さえ)で縫い線が見えなくなる。これは当たり前の事と思っていたけど、なんと!その押さえ(針の直前箇所)が透明なので、刺す時まで線が見える。説明が下手ですが、本当に感動!!!
冷静になればきっと上記に書いた事は、現在のミシンでは一般的な事なんでしょうね。
かなり浦島太郎化していたようですが、おかげで丁寧いに作品が作れるようになりました。ご注文下さった方の作品もこの子が張り切ってくれたおかげです。大事にしたいと思います。
ありがとうございました(毎週日曜更新)。
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