寒い季節になって手袋やセーターを引っ張り出すと「あれ???」こんな所に穴が?なんて事ありますよね?
他にも靴下のかかとや爪先に気がつくとポチッと穴・・・
セーターはともかく手袋や靴下ってなぜか片方だけ穴が空いて、もう片方は全く持って大丈夫なんて事がよくあります。多分体が曲がってる???
今までは新しいのを新調するのに「片方だけど穴が空くまで使ったか」と立派な理由にしていました。
が
やっぱりこの一ヶ所だけがほつれているのに捨てるって・・・と思っていた所にインスタでフォローしている方の「ダーイング ワークショップ」を見つけて興味津々。
ネットで調べて見ると北欧では昔からある手法で、ほつれてしまった服などを敢えて全く違う色の糸で補修するそうです。
これまでもご依頼を受けてセーターの穴にかっちりした模様の刺繍をした事はあるけど、このダーイングの緩いデザインは何ともポップでほっこりで良さげ。
という事で仕舞ってあった「しっかり穴の空いた」手袋(だってカシミヤだから)でダーイングに挑戦!
と言っても最初が手袋、しかも指先とは難易度高!!!!
ダーイングをやるときに使う道具
これを土台にしてこの上で縫い物をしていくそうです。これ、指先には入らない(笑)!
何か代わりになるモノ・・・と探していると
良いのが見つかりました!!!!!指抜き!しかもコレ革製ですっぽりと指先にはめて使います。一般的な指抜きは上手く使えない私ですが、コレには本当にお世話になっております(笑)。
この指抜きを手袋の指先に入れて土台にします。
ダーイング① ダーイングしたい箇所を波縫い
多分ですが、穴が空いて広がっている生地を正しい位置に戻すのと、どこまでダーイングするかの目安かなと思います。コレをするとしないではやり易さが違います。
ダーイング② 縦糸を縫う
縦糸と横糸を交差させる織物のイメージなので、
最初に縦糸を縫います
ダーイング③ 横糸を縫う
波縫いしたエリアを縦糸で縫えたら、横色を縫います。織物のイメージなので
・奇数の縦糸→横糸は下を通す
・偶数の縦糸→横糸は上に通す
折り返して次の列は反対に
・奇数の縦糸→横糸は上に通す
・偶数の縦糸→横糸は下を通す
という感じで常に交互に通します
地味〜な工程
でもなぜか心が落ち着く
するとこんな感じで完成!!!!!
色選びも楽しい〜
皆さんもお気に入りだけど穴が空いて使えていない冬物や靴下があれば、是非チャレンジしてみてね。私もその後に靴下をやってみました。その模様はYouTubeにてご覧ください。
ありがとうございました。