ぬいものじかん展開催記録②『どんな展示会にしたい?』

ぬいものじかん展開催を綴った連載ブログです。

ぬいものじかん展開催記録①『ぬいものじかん展開催に至るまで』

 


「ぬいものじかん展」名古屋と東京の大きな違いは主に3つ。

 

①開催期間(時間)
名古屋はガズレレイベントのアイドリングタイムに開催の為イベント当日の2時間(13時〜15時)。対して東京は週末にかけての3日間(金土日)で時間は12時〜18時の間で自由に設定。

 

②単独での空間作り
名古屋ではガズさん(旦那さん)が携わっているG-Laboウクレレとで会場を二分してウクレレPOPUP SHOPも同時開催。そしてG-Laboスタッフの青山さんとのトークショーやウクレレ試奏の音色などで自然と賑やかな雰囲気になりました。対して東京は木造戸建ギャラリーの2階部分を丸々お借りして何と「ぬいものじかん展」だけで開催する事に。

 

③単独での開催
名古屋での開催は、ガズレレイベントの空いた時間を使わせてもらいました。なので私がゼロから決める事は何も無し。対して東京は、会場探しから始まり日程、内容、予算、開催までのスケジュールなど全て自分で決める。そして何と言ってもガズレレを介さない自分の初のイベントである事。

 

漠然と「出来たら良いな〜」と思っていた事が、会場代を振り込んだ瞬間から急に真実味が増してくるものです。とは言えまだ開催まで半年先。

 

 

展示会でやってみたかった事

先に書いたように今回の展示会は何と言っても期間と時間があるので、「ぬいものじかん」を始めてからやってみたかった事にチャレンジしてみたい。

 

 

それはワークショップ!

これまでワークショッを開催した事はあるものの、実はガズレレを介してウクレレグッズに関係する内容でした。なのでいつか「ぬいものじかん」として開催してみたいなと思っていたのです。

 

でも、ウクレレグッズでも無いし、暮らしに欠かせないモノでも無いし、そもそも動画を見て作れるようにご紹介しているんだから、改めてワークショップに参加したい人なんているのだろうか?という不安。

 

そんな不安を無くしてくれたのは旦那さんのガズさん。そもそも展示会自体を有料設定にしようかとか、ワークショップが定員になるだろうか?と思うのは、会場を借りてホテルや高速バスも予約してとスタートからコストが掛かっているから。

それを埋めるには、埋めなくては、と不安になっている私が居りまして、そんな私にガズさんは

 

「これはいつも頑張っているこずえさんへ、ガズレレからのボーナスです!」と。つまり、ぬいものじかん展の固定費に関しては収支を気にするなという事。

 

 

「え!良いの!」

 

「ボーナスですから」

 

確かに今の私が一番やってみたい事は海外旅行でも、ブランド品の服でも、豪華なディナーでもなく、今まで作ってきた作品をリアルに展示した空間を作って、自分もそして来て下さった方にも楽しんで貰いたい事。

 

これってスゴイボーナス!!!ここから一気に自由な気分に。

 

が、そこでまた一つの想いが。それは

 

 

「わたしの」に拘りすぎないこと。

ガズレレに関する事も「ぬいものじかん展」に馴染めば取り込んでいく。それには展開方法に私の感覚をしっかり入れてみる。

 

そして3日間予定したワークショップのうち1日はガズレレファンの方も参加して頂ける内容に。普段、縫い物からは離れている方でもウクレレの音事情に困っているかもしれず、動画の説明だけではやっぱり作れない、、、なんて事があるかもしれない。

そうです!ぬいものじかんとガズレレのコラボという事で、1・2日目は刺繍、最終日は「ウクレレサウンドホールビスケットを作ろう!」に決めました。

 

 

そしてワークショップの環境で決めていたのは

・少人数

これまで大人数での開催が多く参加して下さった方としっかりお話し出来なかったので、今回はどうって事ない会話を楽しみながら時間を過ごしてみたい(ボーナスならでは)。

 

・開始時間は一般公開前(途中から会場一般公開)

ワークショップは会場公開の1時間前にスタート。参加して下さる方々にぬいものじかん動画で流れているBGMをバックに少人数ならではの会話を楽しんでチクチクして頂きたい。そしてお互い解れてきた頃に会場に一般のお客さんがいらっしゃるという妄想。

 

そんな妄想をしているなか私のLINEにピコンとあるデータが送られてきました。

それは「ぬいものじかん展楽しみですね〜」のコメントと共に私の似顔絵イラストが!しかも、ミミズク・うさぎ・ライオン・魚と作品も一緒に居る(笑)!

これはガズさんのオリジナル曲「あるく」のMV制作を担当して下さった吉岡さん(ima studio)が

 

「ちょっと今やっている案件のひと休み時間に描いたファンアートでーす!」との事。

 

分かりやすく説明するなら、良い昭和感、日ぺんのミコちゃんを思い出させるイラスト。私には到底描くことが出来ないテイスト。そして不思議なのは「何となく私に似ている」のです。このタイミングでこのイラストと出会うなんてワークショップご案内に使わせて頂く事確定です!。

 

もうひとつのやってみたかった事

 

それは作品に触れて頂くこと。私も数少ないながらも作品展示の個展に行った経験があります。そこには素敵な作品があるのですが、そんな時いつも思うのが

どんな触り心地なんだろう?

裏は(刺繍など)はどうなっているんだろう

 

でもそこには「お手に触れないでください」とある。目だけでなく使った布や、縫った糸の重なり具合を手で感じてみたいと思う私がいました。

そうは言っても販売させて頂く作品に手を触れられてはあまり良くないのでは?と思いますよね。でもお店で販売しているモノって必ず触れてから購入しますよね?今回はせっかくのリアルイベントなので出来る限り五感で楽しんで頂きたい。

 

という事でぬいものじかん展の会場に貼るメッセージは

「お手に触れてください(消毒されて)」

でいこうと思います。ワークショップには参加出来なくても参加している感覚を楽しんで頂けたら嬉しいなと。

 

展示会場での雰囲気とBGM、少人数のフェルケイターさんと密に過ごす時間、そして告知用のアイコン。やってみたかった事の妄想が少しずつ現実になってゆくの実感しています。

 

 

〜つづく〜